市場の成熟により、いまやビットコイン（BTC）をはじめとする暗号資産（仮想通貨）は、機関投資家のポートフォリオに組み込まれる存在となった。だが、トランプ関税など政治的要因に左右され、依然として高いボラティリティに晒される場面も少なくない。こうした価格変動リスクに備えるため、分散投資の重要性は一段と増している。分散先としてよく上げられるのが外国為替証拠金取引（FX）だが、「専門的で難しい」「高いレバレッジが怖い」といった先入観から、参入をためらう声も根強い。こうしたなか、FXを主力とするインヴァスト証券が提供する「トライオートFX」は、世間でイメージされる、一般的なFXとは一線を画す。専門知識を必要とせず、初心者でも取り組みやすい設計で、長期的な資産運用を目指すスタイルを特徴としている。CoinDesk JAPANは4月21日、同社シニアアソシエイトの黒川氏と伊藤氏に、トライオートFXの仕組みや魅力、暗号資産投資家に向けたメッセージについて話を聞いた。## 初心者にやさしい「選ぶだけ」の仕組み**──2014年に提供を開始した****トライオートFXについて、初心者にも優しいといわれる理由を教えてほしい。**黒川氏：そもそもFXとは、為替の価格変動を利用して利益を狙う金融商品であり、少額資金にレバレッジをかけて取引できる点が特徴だ。※注：レバレッジは日本語で「てこの原理」という意味。FXでは国内個人口座の場合、金融商品取引法の規制により最大レバレッジが25倍に制限され、取引額に対して4％以上の証拠金が必要となる。一方、同法により、個人の暗号資産取引では最大レバレッジが2倍に設定されている。黒川氏：一般的なFX取引では知識や経験が求められ、相場を読む力や素早い判断が必要となるため、初心者にとってハードルが高い。数千円からでも始められる手軽さはあるが、「始めやすさ」と「勝ちやすさ」は別問題であり、ここに多くの初心者がつまずく。〈複雑な設定いらずで操作しやすいトライオートFX：同社HPからキャプチャ〉FXにはレバレッジの高さから「一攫千金」を狙う投機的イメージを持たれがちだが、弊社のトライオートFXは、あらかじめ用意された自動売買プログラムを「選ぶだけ」で堅実に取引を開始できる仕組みを採用している。**──****具体的には、どのように取引を始めるのか。**黒川氏：基本的には、プログラムを選び、稼働ボタンを押すだけだ。通貨ペアごとに用意されたプログラムから、リスクや過去シミュレーション結果を参考に選択し、取引を始めることができる。直感的に操作できる画面設計を採用しており、初心者でもすぐに利用可能だ。他社サービスでは自分で設定やプログラム作成が必要な場合も多いが、トライオートFXではその必要がない。トライオートFX詳細はこちらから## 狭いレンジで、着実にリピート取引**──FXの自動売買とは、そもそも何なのか。**黒川氏：自動売買はリピート取引とも呼ばれる。一度設定した価格帯で、注文を繰り返し発注する仕組みだ。FXは暗号資産と異なり、価格に回帰性がある。その中でも、オーストラリアドル／ニュージーランドドル（AUD／NZD）などは比較的狭いレンジを形成している。〈Shutterstock〉多くの人が選ぶドル／円（USD／JPY）やユーロ／円（EUR／JPY）といった通貨ペアよりも、リピート取引に適しているのは、AUD／NZDのような比較的狭いレンジで推移する通貨ペア。AUD/NZDは2014年以降、狭いレンジで推移している。相場が設定されたレンジ内で推移する限り、利益を積み重ねることが可能だ。一方、USD／JPYのようなトレンドを形成しやすい通貨ペアでは、過去の円安傾向により適切なレンジ設定が難しく、リピート注文が機能しにくい場合もある。なお、顧客が選択したプログラムに基づき、自動的に注文が進むため、手間はかからない。**──世間でイメージされるFXとはスタイルが異なるということか。**黒川氏：一攫千金を狙うものではなく、「積み立て型」の投資に近いと考えてもらうとよい。〈トライオートFXは、小さな利益を重ねるスタイル：同社の公式Youtubeから〉短期で大きな利益を目指すのではなく、細かく着実に利益を積み重ねていく方式だ。例えば、過去3年間の実績では73％の利益率を記録したプログラムもあり、1万円を投資した場合、1万7000円程度になる計算だ。ただし、トライオートFXは多数の注文を敷き詰めるため、必要証拠金は一般的な裁量取引より高く、推奨資金は約50万円と少し割高になっている。## 過去10年の分析に基づくプログラム設計**──こ****の自動売買プログラムは、どのように設計されているのか。**黒川氏：一般的な自動売買では、将来の価格推移を見据えて、その推移に合わせる形で注文を設定するのがスタンダードな戦略。トライオートFXの特徴としては、過去10年程度の為替チャートデータを分析し、それぞれの通貨ペアに適したレンジ幅などを決めている。分析期間が短いと、コロナショックのような大きな変動相場が考慮されず、レンジが狭くなる傾向がある。取引は活発になるものの、ショック相場への耐性が低いという課題が出てくる。トライオートFXでは長期間の相場データを基にレンジを設定しているため、コロナ禍やリーマンショックといった突発的なショック相場にも一定の耐性を持つ設計になっている。結果として、リピート取引が長期的に機能しやすい。## 長期視点の安定運用とキャッシュフロー**──暗号資産取引との共通点や違いについてお聞きしたい。**伊藤氏：需給によって大きな価格変動が起きる点は、暗号資産も為替も共通している。ただ、足元のトランプ関税を例にとると、暗号資産の方がボラティリティ（価格変動の度合い）がより大きいのではないだろうか。為替市場でも、USD／JPYのような主要通貨ペアは変動が大きくなる場面もあるが、例えばAUD/NZDやノルウェー・クローネ／スウェーデン・クローナ（NOK／SEK）のように、政策金利や経済構造が似通った通貨ペアは、一定のレンジ内で安定して推移しやすい。不確実な相場でも、長期的な視点で保有しやすいことが特徴だと言えるだろう。また、頻繁に利益確定が発生するため、キャッシュフローを生み出しやすい。得た利益を他の投資に回すなど、柔軟な資金運用ができる点も魅力と言える。トライオートFXは長期的な運用を前提としており、顧客には3年程度の保有を推奨している。同じ長期保有型のNISA（少額投資非課税制度）と比較しても、トライオートFXの方がキャッシュフローを生み出しやすい。長期保有しつつキャッシュフローも得られる特性がある。コツコツ投資で利益を積み重ねる キャッシュフローも作りやすい トライオートFXの詳細はこちらから## 価格の回帰性を活かした堅実な運用黒川氏：繰り返しになるが、価格に回帰性がある点がFXの大きな特徴だ。株式や暗号資産のように右肩上がりを前提とせず、一定のレンジ内で上下動を繰り返す。特にトライオートFXは、コツコツとした安定的な利益の積み上げを重視するため、大きなリターンは期待できないが、逆に大きな損失リスクも抑えられている。面白みに欠けると感じる人もいるかもしれないが、「良い投資は退屈なもの」という言葉のとおり、堅実な運用に適したスタイルだ。〈実際の操作画面のイメージ：同社HPからキャプチャ〉億り人を目指すようなハイリスク・ハイリターン志向ではないが、今ある資金を少しずつ増やしていくことで、分散投資の手段の一つとして活用してもらいたい。伊藤氏：ひとつ安定した収益源を持つことで、暗号資産取引においてもリスクを取りやすくなる。心に余裕を持つことは、投資でとても重要。トライオートFXを通して、軸となる収益源を持ってもらいたい。**──最後に、読者に向けたメッセージを教えてほしい。**黒川氏：トライオートFXは、巷に流布するハイリスクで危険なFXのイメージとは大きく異なることを知ってもらいたい。過去の高レバレッジ取引による大きな損失など、ネガティブなイメージからFXは敬遠されることが多いが、現在では自動売買といったテクノロジーの進化により、その魅力をより多くの方に伝えることが可能になっている。テクノロジーの力を駆使し、一人でも多くの顧客にFXの魅力を伝えることが弊社のビジョンだ。※注：FXのレバレッジは、過去には100倍、200倍といった高い倍率が問題視されてきた。金融庁の規制により、2011年8月からは国内では最大25倍に引き下げられた。一方、海外業者では依然として数百倍や無制限のレバレッジを提供するところもあり、高いリスクが伴う場合がある。暗号資産もまた、テクノロジーの最前線を行く存在だろう。暗号資産とFXが何らかの形で融合・連携する可能性はまだまだあると考えており、その点にも大いに期待している。｜文：CoinDesk JAPAN 広告制作チーム ｜トップ画像：Shutterstock
長期運用×キャッシュフローで資産を守る──暗号資産投資家に届けたい「トライオートFX」という選択肢【インヴァスト証券インタビュー】 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）
市場の成熟により、いまやビットコイン（BTC）をはじめとする暗号資産（仮想通貨）は、機関投資家のポートフォリオに組み込まれる存在となった。だが、トランプ関税など政治的要因に左右され、依然として高いボラティリティに晒される場面も少なくない。こうした価格変動リスクに備えるため、分散投資の重要性は一段と増している。
分散先としてよく上げられるのが外国為替証拠金取引（FX）だが、「専門的で難しい」「高いレバレッジが怖い」といった先入観から、参入をためらう声も根強い。
こうしたなか、FXを主力とするインヴァスト証券が提供する「トライオートFX」は、世間でイメージされる、一般的なFXとは一線を画す。専門知識を必要とせず、初心者でも取り組みやすい設計で、長期的な資産運用を目指すスタイルを特徴としている。
CoinDesk JAPANは4月21日、同社シニアアソシエイトの黒川氏と伊藤氏に、トライオートFXの仕組みや魅力、暗号資産投資家に向けたメッセージについて話を聞いた。
初心者にやさしい「選ぶだけ」の仕組み
──2014年に提供を開始した****トライオートFXについて、初心者にも優しいといわれる理由を教えてほしい。
黒川氏：そもそもFXとは、為替の価格変動を利用して利益を狙う金融商品であり、少額資金にレバレッジをかけて取引できる点が特徴だ。
※注：レバレッジは日本語で「てこの原理」という意味。FXでは国内個人口座の場合、金融商品取引法の規制により最大レバレッジが25倍に制限され、取引額に対して4％以上の証拠金が必要となる。一方、同法により、個人の暗号資産取引では最大レバレッジが2倍に設定されている。
黒川氏：一般的なFX取引では知識や経験が求められ、相場を読む力や素早い判断が必要となるため、初心者にとってハードルが高い。数千円からでも始められる手軽さはあるが、「始めやすさ」と「勝ちやすさ」は別問題であり、ここに多くの初心者がつまずく。
──****具体的には、どのように取引を始めるのか。
黒川氏：基本的には、プログラムを選び、稼働ボタンを押すだけだ。
通貨ペアごとに用意されたプログラムから、リスクや過去シミュレーション結果を参考に選択し、取引を始めることができる。
直感的に操作できる画面設計を採用しており、初心者でもすぐに利用可能だ。他社サービスでは自分で設定やプログラム作成が必要な場合も多いが、トライオートFXではその必要がない。
トライオートFX詳細はこちらから
狭いレンジで、着実にリピート取引
──FXの自動売買とは、そもそも何なのか。
黒川氏：自動売買はリピート取引とも呼ばれる。一度設定した価格帯で、注文を繰り返し発注する仕組みだ。FXは暗号資産と異なり、価格に回帰性がある。その中でも、オーストラリアドル／ニュージーランドドル（AUD／NZD）などは比較的狭いレンジを形成している。
相場が設定されたレンジ内で推移する限り、利益を積み重ねることが可能だ。一方、USD／JPYのようなトレンドを形成しやすい通貨ペアでは、過去の円安傾向により適切なレンジ設定が難しく、リピート注文が機能しにくい場合もある。
なお、顧客が選択したプログラムに基づき、自動的に注文が進むため、手間はかからない。
──世間でイメージされるFXとはスタイルが異なるということか。
黒川氏：一攫千金を狙うものではなく、「積み立て型」の投資に近いと考えてもらうとよい。
ただし、トライオートFXは多数の注文を敷き詰めるため、必要証拠金は一般的な裁量取引より高く、推奨資金は約50万円と少し割高になっている。
過去10年の分析に基づくプログラム設計
──こ****の自動売買プログラムは、どのように設計されているのか。
黒川氏：一般的な自動売買では、将来の価格推移を見据えて、その推移に合わせる形で注文を設定するのがスタンダードな戦略。トライオートFXの特徴としては、過去10年程度の為替チャートデータを分析し、それぞれの通貨ペアに適したレンジ幅などを決めている。
分析期間が短いと、コロナショックのような大きな変動相場が考慮されず、レンジが狭くなる傾向がある。取引は活発になるものの、ショック相場への耐性が低いという課題が出てくる。
トライオートFXでは長期間の相場データを基にレンジを設定しているため、コロナ禍やリーマンショックといった突発的なショック相場にも一定の耐性を持つ設計になっている。結果として、リピート取引が長期的に機能しやすい。
長期視点の安定運用とキャッシュフロー
──暗号資産取引との共通点や違いについてお聞きしたい。
伊藤氏：需給によって大きな価格変動が起きる点は、暗号資産も為替も共通している。ただ、足元のトランプ関税を例にとると、暗号資産の方がボラティリティ（価格変動の度合い）がより大きいのではないだろうか。
為替市場でも、USD／JPYのような主要通貨ペアは変動が大きくなる場面もあるが、例えばAUD/NZDやノルウェー・クローネ／スウェーデン・クローナ（NOK／SEK）のように、政策金利や経済構造が似通った通貨ペアは、一定のレンジ内で安定して推移しやすい。不確実な相場でも、長期的な視点で保有しやすいことが特徴だと言えるだろう。
また、頻繁に利益確定が発生するため、キャッシュフローを生み出しやすい。得た利益を他の投資に回すなど、柔軟な資金運用ができる点も魅力と言える。
トライオートFXは長期的な運用を前提としており、顧客には3年程度の保有を推奨している。同じ長期保有型のNISA（少額投資非課税制度）と比較しても、トライオートFXの方がキャッシュフローを生み出しやすい。長期保有しつつキャッシュフローも得られる特性がある。
コツコツ投資で利益を積み重ねる
キャッシュフローも作りやすい
トライオートFXの詳細はこちらから
価格の回帰性を活かした堅実な運用
黒川氏：繰り返しになるが、価格に回帰性がある点がFXの大きな特徴だ。株式や暗号資産のように右肩上がりを前提とせず、一定のレンジ内で上下動を繰り返す。
特にトライオートFXは、コツコツとした安定的な利益の積み上げを重視するため、大きなリターンは期待できないが、逆に大きな損失リスクも抑えられている。面白みに欠けると感じる人もいるかもしれないが、「良い投資は退屈なもの」という言葉のとおり、堅実な運用に適したスタイルだ。
伊藤氏：ひとつ安定した収益源を持つことで、暗号資産取引においてもリスクを取りやすくなる。心に余裕を持つことは、投資でとても重要。トライオートFXを通して、軸となる収益源を持ってもらいたい。
──最後に、読者に向けたメッセージを教えてほしい。
黒川氏：トライオートFXは、巷に流布するハイリスクで危険なFXのイメージとは大きく異なることを知ってもらいたい。
過去の高レバレッジ取引による大きな損失など、ネガティブなイメージからFXは敬遠されることが多いが、現在では自動売買といったテクノロジーの進化により、その魅力をより多くの方に伝えることが可能になっている。テクノロジーの力を駆使し、一人でも多くの顧客にFXの魅力を伝えることが弊社のビジョンだ。
※注：FXのレバレッジは、過去には100倍、200倍といった高い倍率が問題視されてきた。金融庁の規制により、2011年8月からは国内では最大25倍に引き下げられた。一方、海外業者では依然として数百倍や無制限のレバレッジを提供するところもあり、高いリスクが伴う場合がある。
暗号資産もまた、テクノロジーの最前線を行く存在だろう。暗号資産とFXが何らかの形で融合・連携する可能性はまだまだあると考えており、その点にも大いに期待している。
｜文：CoinDesk JAPAN 広告制作チーム
｜トップ画像：Shutterstock